コンデンサは何者だ!
コンデンサは何をしているのでしょう。
 コンデンサは「コンデンサ」・「可変コンデンサ」の2種類があります。コンデンサは キットの中では固定コンデンサが主に使われています。抵抗と同じで電子基板にコンデンサの無い物を探す方がむずかしいくらいポピュラな部品です。こんなに使われているのにいったい何してるのかわかりません。
 この部品はキットにも含まれている場合が多いのでその役割を調べて見ましょう。
コンデンサには種類がたくさんありますのでキットでは説明書をシッカリ読み組み立ててください。
 ☆ 目次 ☆ コンデンサの仕事は何だろう!
標準的なもので各種あり、それぞれの用途に合わせて使われています。
コンデンサは何をする部品か学んでみましょう。
コンデンサも抵抗と同じように固定と可変があり、、またそれぞれ色々な種類があります。
ここでは標準的なものとチョット変わったものをお話ししましょう。
コンデンサには極性がある物があり、もし間違えて付けると問題がありますので注意しましょう。
また極性以外にも耐圧電圧を超えても同じ現象が起こりますので注意しましょう。
コンデンサには大きさが色々ありますが何が違うのでしょうか、勉強してみましょう。
また同じ容量でも大きさが違いますどうしてでしょうか、これも調べてみましょう。
コンデンサにも可変タイプがありますがバリコンと言います。
キットではラジオで使われますので調べてみましょう。
コンデンサでも容量を見てみましょう。
最近はそのまま印刷されているものがありますが、そうでない物の読み方を勉強しよう。
コンデンサには容量の数字の他に英数字が並んでいますがこれはなんでしょう
抵抗値と同じに英数字に意味がありますこれらの読み方を勉強しましょう。
コンデンサも万能でない「電流が漏れちゃうよ!」
インピダンスもチョット触れていますが参考にして下さい。

コンデンサの話  コンデンサは何だろう? (単位も調べよう)
■ コンデンサは電気を食べる!! ■
 コンデンサとは、いったい何をしているのでしょうか?
コンデンサは英語で「Condense(コンデンサ)」と言い記号として頭文字をとり「C」と書きます。コンデンサは2枚の金属板の間に絶縁物をはさんだもので電気を蓄えることが仕事の部品で、つまり電気を貯蓄する力があるので電源回路の平滑コンデンサの役割をします。また別な仕事としてコンデンサは直流を通さず交流を通す性質があります。この性能を利用して抵抗とは違った仕事がたくさんありますのでこれから勉強しましょう!

■ 1μFはなあに? ■
 回路図の中でコンデンサの値が表現されていますが単位は「F」と書き「ファラッド」と読みま、これがコンデンサの単位です。コンデンサは2枚の金属板の間に絶縁体を挟んだいたって簡単な作りですが、このコンデンサは電気を蓄える、交流を通すなどの特徴があります。コンデンサの単位は電気を蓄える量と言うことでコンデンサ容量と言い、記号では「1F(ビルの1階でないよ)」と書き「1ファラッド」と読みます。
 ファラッドてなに、そうです決まりがあります。コンデンサは電極に1V(ボルト)の電圧をかけたときに1C(クーロン)の電荷が蓄えられるときのコンデンサーの容量を1F(ファラッド)という・・・うむ!なんだかわからないですかね。(これ以上は難しのでやめときましょう)
 さて実際に使用するコンデンサの容量はどのくらいが標準でしょか? 「1F」は非常に大きい容量で通常のコンデンサでは「μF(マイクロ・ファラッド)」が通常の単位でしょう。
■ コンデンサ容量を記号で書くとどうなるの? ■
 では実際には「0」の数を短縮するために数字の単位を変える記号(単位は距離のメートルと似てます)がありますので参考にして下さい。コンデンサの容量をそのまま表現すると1/1000,000Fなどは「0.000001F」と解りづらいのでこの場合単位を変換して「1μF」と表現します。
 ・単位の例題
   1F (ファラッド)     =1000,000μF(マイクロ・ファラッド)
   1μF(マイクロ・ファラッド)=1000,000pF(ピコ・ファラッド)

   1μF(マイクロ・ファラッド)=1000nF(ナノ・ファラッド)
   1nF(ナノ・ファラッド)  =1000pF(ピコ・ファラッド)
   1pF(ピコ・ファラッド)  =1000,000μF(マイクロ・ファラッド)


 ・通常のコンデンサ1pFから始まり33000μF位まであるようです。
 ・実際の表現方法は下記を参照してください。
 ・この記号および単位は半固定抵抗・可変抵抗も共通です。
※参考→今回は「1.0F」を基準にして「FとμF」を表現して見ました。
固定値 単位 説        明 読み方
1F
(1000,000μF)
1F この単位は容量の基本ですがハイキャパ以外では使われません。計算式の単位はこれが基準です。
 F(ファラド)
0.001F
(1000μF)
1.0mF この単位も通常は使いませんが参考までに!  mF(ミリ・ファラド)
0.000001F
(1.0μF)
1.0μF 電解コンデンサなどはこの単位が基準です。
 電解の場合は0.1μF〜33000μF位で表現されます。  
 μF(マイクロ・ファラド)
0.000000001F
(0.001μF)
1.0nF この単位は、時々でてきますので参考までに!    nF(ナノ・ファラド)
0.000000000001F
(0.000001μF)
1.0pF セラミックコンデンサなどはこの単位が基準です。
 セラミック系では1pF〜0.1μF位で表現されます。
 pF(ピコ・ファラド)
種類  コンデンサの種類はどんなのあるのかな?
■ コンデンサってなあに? ■
 コンデンサの回路図は右記を参照にしてください。通常「コンデンサ」を「固定コンデンサ」のことを指しますのであまり固定コンデンサとは言いません。抵抗は抵抗値ですがコンデンサは容量という単位でこれからはお話しします。コンデンサも抵抗値と同じで容量を細かく作ると容量値だけで多くなりますのでこれも決まりがあります。、その他にコンデンサ」自体にも色々な種類があります。種類ごとで用途が違いますのでそれぞれ一覧にしてみましたので参考にして下さい。
 気になっている方もいると思いますが回路図が2種類ありますよね!
よく見ると2枚の金属板に挟まっている、そのものが回路図になっていますが図面中で2枚板の間が空白と斜めの線が入っている物がありますが、この違いは何でしょうか?左の図(真ん中が空白)は主に極性のないコンデンサに使われます。右の図(真ん中に斜め線)は主に極性のあるコンデンサつまり電解コンデンサのことです。(ただし極性のない電解コンデンサもあるよ)
 キットの中にあるコンデンサの場合は数種類ありますので中を確認してみて下さい。コンデンサには円柱形、小判型、四角などいろいろありますので一覧から選んでみて下さい。またキットの内容で、用途が変われば別な種類も使われます。

■ コンデンサもE系列? ■
 コンデンサも固定抵抗と同じように容量値が固定されていますので、これをすべて作っていたのでは莫大な種類になります。抵抗値でも出てきた事ですが、その取り決めがE系列と言います。今回はコンデンサなのでE6系列が使用されますので1桁当たり6種類づつあります。もし抵抗を注文する場合この値に準じて発注しましょう。詳しくはE系列の説明を見てください。
■ コンデンサの種類 一覧表 ■
 コンデンサの種類を調べてみましょう。次に代表的なコンデンサを並べてみましたので参考にして下さい。
写真は代表例ですのでこの他に形状、色などが違っていますので注意して下さい。
種類名 名称/用途/特徴
・アルミ電解コンデンサ  (極性が有り)
用 途  キットから家電まで必ず使われるくらい需要は高い部品です。主に電源の平滑回路、バイパス用など
特 徴  酸化アルミニウムを誘導体として作られるコンデンサで円柱形の外観です。ただし漏れ電流が大きい、容量抜けなどという弱点があります。比較的に低価格で使用用途は幅が広い部品です。
(無極性コンデンサ・・・BPコンデンサとも言い、これは極性はないよ)
・タンタル電解コンデンサ  (極性が有り)
用 途   オーディオや測定器など周波数特性、温度特性を必要とする所に使用。(AV系などの微小信号を扱う回路)
特 徴  アルミニウムでなくタンタルという金属を使用して作られています。卵形をしている外形が標準的です。電解コンデンサより温度特性、周波数特性などが優れています。オーディオの凝り性の方が使っています。
準備中 ・電気二重コンデンサ  (極性が有り)
用 途 主に停電時の一時記憶用ICのバックアップにに使われます。ビデオのタイマーなど・・・
特 徴  外見は電解コンデンサと似ています。大容量なのでコンデンサと言うよりバッテリーの小型な物といった方がよいかもしれません。ICのデータ・バックアップ専用と考えて下さい。
・セラミックコンデンサ  (極性が無し)
用 途 周波数特性がよいので高周波関係に使われます。(ラジオ・テレビなど)
特 徴  チタン酸バリウムのような磁器系の誘導体を使用しています。茶色の円板形の外観です。また一般の物は絶縁・耐湿用としてワックスが付いています。半田付けする時にワックスが溶けますが冷えると戻ります。
・積層セラミックコンデンサ  (極性が無し)
用 途 コンピュータ関係(IC)の電源パスコンに使われているのが主な使用方です。
特 徴  セラミックは容量が大きくできないのですが、それを積層にして容量を大きくして小型化した物が積層セラミックです。青色の四角の平らな外観です。
ICのパスコンに最適です。
・フイルムコンデンサ  (極性が無し)
用 途 DCから1MHz程度の高周波までのノイズ防止、発信、バイパス、カップリングなどに使用、また高耐圧もあり。
特 徴 円柱形、立方体のような外形です。プラスチック系の誘導体を使用しているため電気特性が良く、高信頼のコンデンサです。高級なタイプはやはり価格も割高となります。
・マイラ コンデンサ  (極性が無し)
用 途 フィルムコンデンサの一種ですが、オーディオ用、タイマICの時定数用などの使用される。
特 徴 ポリエチレン・テレフタレートでできたフィルム・コンデンサで黄色の角型か丸めの四角がおもな外形です。オーディオ界では「マイラー」と言われオーディオ用としてかなり使われています。温度特性も良く小型で低価格が魅力です。
・メタライズド ポリエステル コンデンサ  (極性が無し)
用 途 フィルムコンデンサの一種ですが、オーディオ用、交流電源雑防用など安定した特性を持っています。
特 徴 エポキシ樹脂を真空含浸した高絶縁、高耐湿、高耐熱性を有するコンデンサで特性は極めて安定しています。
準備中 ・マイカ コンデンサ  (極性が無し)
用 途 天然絶縁体であるマイカ(雲母)を使用したコンデンサで天然材料のため高価、そのため使用範囲は狭い。
特 徴  とにかく天然物のマイカ(雲母)を使い作られたコンデンサで高精度、高寿命、高安定であるため測定器などの限られた分野で使われているそうです。
・スチロール コンデンサ  (極性が無し)
用 途 温度特性が良く低価格が魅力でしたが最近は製造していないようです。
特 徴  スチロール・コンデンサと言い温度特性が良好です。「スチコン」と言われていましたが今あるのは在庫だけかもしれません。現在はポリプロピレン・フィルム・コンデンサが代替え品のようです。
方向注意  コンデンサに方向があるの?
■ コンデンサの注意点!! ■
 コンデンサにはとくに電解コンデンサとタンタルコンデンサはプラス・マイナスの極性がありますが、もし間違えるとコンデンサはパンク(タイヤのパンクに似ている)やショットの原因になります。 但し電解でもBPコンデンサ(無極性コンデンサ)は極性がありません。
また耐圧電圧以上での使用はしないで下さい同じ状態になります。
 <間違えたらどうなるの?>
電解コンデンサは耐圧電圧を超えている場合と逆接続した場合にパンクする可能性があります。
 パンクするとはコンデンサの限界を超え内部温度が上昇して電解液が熱せられて内圧が高まり裂けることです。またコンデンサ自体もかなり高温ですのでむやみに触らないで下さいヤケドの原因になります。
たまには爆発的(ものすごい音がする)に壊れ電解液と紙くずが飛び出す場合もありますので注意して下さい。
タンタルコンデンサの場合は爆発せずじんわりと壊れていきますのですぐに見つけづらいでしょう。
 何か動きが悪いので部品を触っているとヤケドすることもあるので慎重に調べて下さい。強い者だとタンタル自体が赤熱してヒーターの変わりになる物まであります。(但し電源のパワーがある場合ですが)
 <対策>
1.とにかく極性だけは絶対に間違えないで下さい。(確認を忘れずに!)
2.コンデンサーの耐圧を超えて使用しないで下さい。(耐圧にはゆとりをもって設計しましょう)
3.何か異常を発見したら直ちに電源を切って下さい。(あわてず、なるべく早く対応しましょう)

電解コンデンサーの場合 タンタルコンデンサーの場合
 写真のように電解コンデンサーの場合は、マイナス側の帯が印刷されています。
*タンタルコンデンサの場合は帯がプラスです。こちら参照->

1.チョット太い白線に「−」記号が印刷されています。
 メーカーにより印刷が違います。
2.リードの短い方がマイナスです。
  (極性がなくてもリードはどちらかが必ず短いようです)
※爆発防止にコンデンサに頭に切り込みが入っているよ!
 写真のようにタンタルコンデンサーの場合はプラス側の帯が印刷されています。電解はマイナスです。

1.白線の間に白色で「+」記号が印刷されています。
 メーカにより印刷が違います。
2.リードの短い方がマイナスです。
  (極性がなくてもリードはどちらかが必ず短いようです)
※黒いタンタルの耐圧(35V)は上面に記載されています。またリードが同じ場合もありますので注意して下さい。
大きさ  コンデンサの大きさは何の違い?
■ コンデンサの大きさは? ■
 固定抵抗にも色々な種類がありましたが、コンデンサも同じ容量でも大きさが違うのありますよね!そうですそれが耐圧の違いです。耐圧とはそのコンデンサの端子にかけても良い最大電圧を指します。耐圧はそのコンデンサが働く限界のパワーですので耐圧が大きくなれば外観も大きくなりますのでキットを組む時には間違えないようにして下さい。
 コンデンサの種類により用途があるので、それぞれ規格が有り、一覧表にしてみましたので参考にして下さい。
コンデンサには、種類のほかに耐圧、容量値の範囲、許容誤差などが変わりますので注意してください。
■ 耐圧ってなに? ■
 抵抗には定格電力がありましたがコンデンサも同じように耐圧があります、これは重要な規格ですので少し勉強しましょう。
コンデンサ自信に蓄える量は「F」で表現しますがその他に最大の加えることのできる電圧があります。この規格を超えて使用することは危険ですのでやめて下さい。また電源回路などで設計する場合も
無負荷時にはかなりの電圧になりますので耐圧を考える場合注意が必要です。
【ワンポイント】
 無負荷時
・・・たとえでは電源回路などから各基板へ電源を供給するのが通常ですが、もしこの基板へ電源が供給されない状態を「無負荷時」と言います。つまり電源回路から流れる電流がない状態を示します。
 負荷・・・電源回路では電源を供給する基板を意味し、トランジスタであればある部品(リレー、LED、モーターなど)を駆動するときの「ある部品」自体が負荷となります。その状態で負荷自体の意味も変わるでしょう。
■ コンデンサの定格電圧の一覧表 ■
 いろいろなコンデンサと主な定格電圧、容量の範囲および許容誤差をまとめてみました。この表の範囲はあくまでも目安ですので実際にはない場合もありますので注意して下さい。
種類名 定格電力(V) 容量値範囲 許容誤差(%)
アルミ電解 6.3V〜450V
0.1μF〜33000μF ±20%(標準)、±10%(特殊)
タンタル電解 3.15V〜50V
0.1μF〜470μF ±20%(標準)、±10%
電気二重 3.5V、5.5V
0.01F〜5.6F +80%、−20%
セラミック 12V〜50V
1pF〜0.1μF ±0.25、±0.5%、5%、±10%(標準)
積層セラミック 25V,50V
220pF〜4.7μF ±0.25、±0.5%、5%、±10%(標準)
フイルム 250V〜630V
0.01μF〜3.3μF ±5%(J)、±10%(K)
マイラ 50V、100V
0.001μF〜0.47μF ±5%(J)、±10%(K)
マイカ 50V〜500V
1pF〜40000pF ±0.5pF、±1%〜±10%
可変コンデンサ  コンデンサにも可変タイプがあるの?
■ 可変コンデンサ ■
 コンデンサにも半固定コンデンサ(トリマといいます)と可変コンデンサ(バリコンと言います)の2種類があります。バリコンはAM・FMラジオのキットがあれば使われている可能性があります。またトリマは水晶発振調整(時計の周波数の微調整)や高周波で使用されますがキットではあまり使われませんので簡単な説明にしておきませよう。
バリコンの回路図は右記を参照にしてください。バリコンの場合はチョット見づらいのですが斜め線の先端が矢印です。トリマは「T」字となります。
■ 最近回す機会がない ■
 でも最近ラジオも回して周波数を調節する装置が減ってきているようです。そうです何でもかんでもデジタル表示のためバリコン自体も使われなくなりました。ラジオやTVではデジタルになりPLLICとかバリキャップ(可変容量ダイオード)などの出現でバリコンが必要なくなりました。
可変抵抗同様バリコンも回すところが最近は少なくなりましたね!(チョット寂しい)
■ 「バリコン」ってなあに! ■
 「バリコン」って何でしょう、2cm角の四角いプラスチックの箱みたい物がポリ・バリコンです。このポリ・バリコンはキットでAMラジオを作る場合に使いますので参考にして下さい。バリコンは可変できるコンデンサですので回すことで容量が変化する物です。ただし可変抵抗と違いあまり大きな容量の変化はできないようです。
でも今は「ポリ・バリコン」が主流です。え〜!ポリ・バリコン以外のバリコンて何でしょう? あとでチョットのぞいてみましょう。
■ 「トリマ」 ってなあに! ■
 抵抗で言う「半固定抵抗」はコンデンサにもある「半固定コンデンサ」とは言わず「トリマ」と言います。これもマイナスのドライバで調節するタイプです。調整のためだけに使用するもので水晶発振の微調整などに使われます。先ほど「ドライバで調整」と言いましたが実際には金属ドライバでは調整しても正確な調整ができませんセラミック製や高周波用ドライバなどでの調整します。
 水晶発振の調整、高周波測定器、無線機器などに使用されています。
 参考・・・バリコンの後ろにも微調整用のトリマが付いています。
■ バリコン・トリマの容量値はどうなっているの? ■
 バリコンの場合はAM専用・FM専用・AM/FM両用、無線関係用などがありますし、またトリマは基本的に最大でも120pF程度の容量で種類も少ない方です。実際に下記にまとめてみました。
詳 細 使 用 方 説 明
バリコン  AM・FM用の同調用可変コンデンサです
おもに1回転の物が標準品です。。
 ポリ・バリコンはプラスチックの立方体で真ん中にシャフトが出てそこが回転します。四角に一辺から端子がでています。エア・バリコンは真空管時代のバリコンです。
 容量の種類 ●ポリ・バリコン Max335pF(AM用)、数100pF/Max20pF(FM用)
●エア・バリコン Max430pF(1回転180度タイプ)、単連と2連などあり、その他に無線機用も有り
トリマ  水晶発振の微調整などに使用。
キットではあまり使いません。
 トリマは5φ位の背の低い円柱系です端子は2本と3本があり上部にマイナスのねじ部分を専用ドライバで調節します。
 容量の種類 最大値が2.3,5.0,7.0,10,20,30,45,50,60,90,120pFなど
容量の読み方  容量の表示に英数字が並んでる! 
 キットなどに入っているコンデンサを取り出して見てください。電解系は容量がそのまま印刷されていますが、それ以外のコンデンサはなんやら英数字が3〜5桁位で表記されていますがこの読み方を勉強してみましょう。
■ 数字について ■
 コンデンサもどんどん小型になり数字が書ききれないので簡略化した3桁の英数字を印刷しています。これも抵抗と同じで読み方に規格があるので勉強してもましょう。この読み方も全国統一になってきたので読めるように勉強してみてください。考え方は抵抗値を読むのと似ていますが英字「R、n」などがチョット違いますね。
■ 実際に容量を読んでみましょう。■

 コンデンサをみると「104J」とか書いてありますが抵抗と同じで最初の2桁が容量値で3桁目が桁数となります。
104の場合10x10
=10x10000pF=100000pFです単位を修正して0.1μFとなります。
チョットわかりづらいので表にしてみましたので参考にして下さい。
 「R」を使用している場合は倍率を1倍としRの場所に小数点を入れて読むと良いでしょう。
※注意→コンデンサの場合、容量値−1(非電解系)容量値−2(電解系)の2種類がありますので注意して下さい。
1桁目 2桁目  3桁目  容量値−1 容量値−2
1桁 2桁 乗数 非電解系 備考 電解系 備考
x1 □□pF チップ部品は3桁、セラミックは2桁で表記 □□μF
x10 □□0pF □□0μF
x100 □□00pF □□00μF
x1,000 0.0□□μF セラミックでは □□000pFと表記もある □□000μF
x10,000 0.□□□μF 0.□□ スパーキャパ用
x100,000 μF スパーキャパ用
省略 ここから電解系(容量値−2へ)
省略 同上
省略 同上
省略
xRx pF チップ部品に使用 セラミック系1桁で表記 μF
Rxx 0.□□pF チップコンデンサなどで使用 0.□□μF
■ 実際に例題を使って読んでみましょう。■
◎セラミック、積層セラミック系 (リードタイプの100p未満(表記が2桁以内)はそのまま読むよ!)
表記 容  量 計算方法 備   考
R50 0.5pF 0.50 0.5p チップ部品などは、この表記(Rの部分を小数点に置き換え)
1R5 1.5pF 1.5 1.5p チップ部品などは、この表記(Rの部分を小数点に置き換え)
5R0 5.0pF 5.0 5.0p チップ部品などは、この表記(Rの部分を小数点に置き換え)
5.0pF リードタイプのセラミックで1桁表記の場合
100 10pF 10x1 10p チップ部品などは、この表記です
10 10pF リードタイプのセラミックで2桁表記の場合
101 100pF 10x10 100p 100p以上からはリード、チップ部品とも同じ表記です
102 1000pF(0.001μF) 10x100 1000p この単位は微妙でセラミック系では1000pかな?
103 0.01μF 10x1000 10000p 10000pF = 0.01uFが標準読みです
104 0.1μF 10x10000 100000p 最近は積層セラミックが主流

◎マイラ、フィルム系 (単位が大きくなると間違いやすいので注意)
表記 容  量 計算方法 備   考
101 100pF 10x10 100p フィルム系での容量では100pFが最低値でしょうか?
102 0.001uF 10x100 1000p この単位は微妙でフィルム系では0.001uFかな?
103 0.01uF 10x1000 10000p 10000pF=0.01μF(倍率が3の場合0.0XXμFと覚えよう)
104 0.1uF 10x10000 100000p 100000pF=0.1μF(倍率が4の場合0.XXμFと覚えよう)
105 1.0uF 10x100000 1000000p 1000000pF=1μF(倍率が5の場合X.XμFと覚えよう)
 <代表的なな容量値一覧>
「102」=0.001μF 「222」=0.0022μF 「332」=0.0033μF 「472」=0.0047μF
「103」=0.01μF 「223」=0.022μF 「333」=0.033μF 「473」=0.047μF
「104」=0.1μF 「224」=0.22μF 「334」=0.33μF 「474」=0.47μF
「105」=1.0μF

◎フィルム系(メタライズドポリエステル、MKTシリーズ) 旧シーメンスはチョット読み方が違うよ!
  この参考データは「www.epcos.com」より抜粋しました。
表記/標準 表記/短縮 容  量 備   考
100p n1 100pF 100pF そのままの表記と短縮の表記の2種類があります。
150p n15 150pF 150pF  同上
1n0 1n 1.0nF 1000pF あまり使わない単位「n(ナノ)」を使用、単位が真ん中の場合小数点有り
1n5 1.5nF 1500pF  同上 (ピコに換算すると1500pFとなる)
10n 10nF 0.01μ そのまま10nFですがマイクロに換算すると0.01μFです。
15n 15nF 0.015μ  同上
100n μ1 100nF 0.1μ 通常は短縮の「μ1」を見かけます
150n μ15 150nF 0.15μ  同上
1μ0 1μ 1.0μF 1.0μF μが真ん中の場合は小数点有り(1μのみ短縮有り)
1μ5 1.5μF 1.5μF  同上
15μ 15μF 15μF 10μ以上の場合は、そのままの容量値となる。

◎電解コンデンサ系(通常容量値はそのまま印刷されていますので、ここでは型番と容量の関係を調べましょう)
 電解だけはメーカにより型番がまちまちのようですのでご注意下さい。
型番 表記(容量) 計算方法 備   考
0R1 0.1uF 0.1 0.1u Rの部分に小数点を置き換えて読みますので「0.1」となります。
R47 0.47uF 47x0.01 0.1u Rの部分を小数点に置き換えて読み「.47」で「0.47」となります。
010 1uF 01x1 1u Rが無いので普通の方法で読むため01x1倍 (何故か1R0としないようだ)
4R7 4.7uF 47x0.1 4.7u Rの部分に小数点を置き換えて読み「4.7」となります。
100 10uF 10x1 10u ここからは、いつもの計算方法です。
101 100uF 10x10 100u
102 1000uF 10x100 1000u
許容誤差  コンデンサにも誤差があります! 
 コンデンサの容量が読めましたが印刷には続きがあります。今度は数字でなく英文字で印刷されていますが、その文字がコンデンサの許容誤差ですので代表的な物を表にしました。種類は少ないが通常販売されているコンデンサは「K,M」ですのであまり正確な物でありません。
※簡単に表にしてみました。(詳しくは許容誤差についてを)
記号
許容誤差 ±0.25% ±0.5% ±5.0% ±10% ±20% +100%
  −0%
+80%
−20%
漏れ電流  コンデンサでも電流が漏れちゃう! 
 理想的なコンデンサであれば漏れ電流は流れないのですが困ったことに現実は理想と一致せず漏れ電流(LC=Leakage Current)が流れます。この漏れ電流が少ないコンデンサほど良いので。

■ 何故漏れ電流が流れるの? ■ 
 アルミ電解コンデンサなどは内部構造上の問題で電解液を使用しています。この電解液と誘導体である酸化被膜は電圧を加えると電極を修正するため微少な電流が流れます。ただし電圧が加えられた時点で急激に漏れ電流が流れ5分後位で安定するようです。
 各社の規格表には電圧を加えてから5分後くらいの時点での漏れ電流を測定しているようです。
■ 周波数特性は? ■
 コンデンサは交流に対していろいろと面白い動作をしますが万能ではないのです。それは周波数によりインピーダンス(交流的抵抗)が変わってしまいます。それぞれ違いがありますので規格表などを見てみましょう。
 セラミックコンデンサやフィルムコンデンサなどは内部抵抗が非常に小さくある周波数になると極めて0Ωに近くなります。実際には容量などで特性が変わりますが感じとしては山の形を逆にしたような物です。ところが電解コンデンサなどは電解液などにより緩やかな逆山形になるようです。
空き部屋  空き部屋 
■ 空き部屋 ■ 




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